2012年09月12日

色鉛筆。晩夏の夕暮れを描く。


いつまでもクルマで浮かれているわけにはいかないので、絵も描きます。

何度かお知らせしておりますが、現在都内2カ所、3つの教室で色鉛筆画の講師をさせていただいています。

場所はアリオ北砂で毎月第4金曜日 19:00〜21:00第4土曜日 13:00〜15:00
イトーヨーカドー武蔵境店で毎月第3水曜日 19:00〜20:30

そんなわけで今の時期、北砂の金曜日は美しい夕暮れの中到着することになります。

海も比較的近く、運河を渡る橋などもあり実に趣深いのですが、やはり絵の題材としてお世話になっている夕暮れに佇むモールも描いておきたい。

秋分の日を過ぎれば昼の方が短くなり、モールに到着する頃はすっかり暗くなってしまうでしょう。

晩夏のこの時期だけ、美しい夕暮れとモールの照明が織りなす風景に出会えます。

「夕暮れのモール 江東区北砂」
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2012年08月29日

色鉛筆。木々の緑と水を描く


ちょっと前の話になりますが、先月7月14日の土曜日、原宿の太田美術館で猫の浮世絵特集をやっていたので見に行きました。

各県のアンテナショップ巡りが趣味の相方と一緒だったのですが、

彼女がお茶をやっていることもあり、新潟・福井のアンテナショップを冷やかしつつ青山の根津美術館へ。

根津美術館では楽焼きを中心とする茶器と花器の展示をやっていたのですが、

私的には庭園に非常に興味を惹かれました。

根津美術館の庭園には茶室がいくつかあるのですが、まるで山里を巡るかのように配置されています。


そのなかの一つに、池に船を浮かべた場所がありました。

調べてももう一つよくわからなかったのですが、この船は見たところ茶室としても使えそうな外観。

鬱蒼とした木々にその影を映す池、そしてそこに浮かぶ小舟。

今回は、その風景の美しさはもちろんなのですが、様々な素材感の表現にチャレンジしてみたく、描いてみました。

木々の枝や陽光を反射する葉、そして水面のきらめきの表現にデザインナイフが大活躍しています。

光を際立たせる影の表現にはペリシアのブラックを今回も多々使用しました。


「木々と小舟 根津美術館庭園にて」
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2012年08月23日

色鉛筆。終わりゆく夏休みを描く。


夏休みも残すところあと1週間。

宿題はまだ終わっていないけれど、

友達とのプール、

田舎への旅行、

肝試し大会、

夏休み中に予定していたイベントはすべて終わってしまった。


高校野球の決勝戦も終わり、だんだん楽しみの貯金が減っていく・・・。


まだまだ夏休みが続いて欲しい。

まだまだ暑い。


手に小銭を握りしめ、今日も灼熱の太陽の下、勢いよく走り出す。

今日こそあそこのお店でアイスの当たりを出すぞ。


駄菓子屋目指して疾走する、陽炎が揺れる晩夏の路地。



てな感じで(笑)。


「晩夏の路地 北区十条仲原」
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2012年08月15日

色鉛筆。マイナスイオンを描く。


何年か前にマイナスイオンって流行りましたよね。

家電から何からマイナスイオン。

マイナスイオンさえ謳えば商品が売れる。そんな時代がありました(笑)。

実際のマイナスイオンの効果はさておき、瑞々しい景色は少なくとも心の健康には寄与する気もします。


そんなわけで、久しぶりに木々の緑と水をテーマに描きたくなりました。

実際にロケハンしたのは7月あたま。

思いっきり梅雨の最中で、瑞々しいというよりは鬱陶しい・・・が最適な頃でしたが。


雨上がりの舗装されていない小径。うっそうとした木立。

そんな場所を描いてみました。


「雨上がり 東京都清瀬市」
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2012年08月09日

色鉛筆。夏休みの空を描く。


世間一般は夏休み真っ盛り。

ちょうどこの時期は皆さん、あちらこちらへお出かけでしょう。

今年はなんだかんだでどこにも行けない私は毎日仕事しているわけですが、

どうせなら東京の夏空でも描いてやろうか・・・と。

場所は以前描いた「日曜日の朝 板橋区西台」と同じ場所。

ここの反対側の風景を描いてみました。

ちょっとだけ夏休み気分。東京だけど(笑)

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2012年08月02日

色鉛筆。黄昏の風景を描く。


出版社からいただいていたお仕事がようやく納品完了です。

先方からも評価いただけました。

ありがとうございます。


掲載される書籍はいわゆる年賀状図案集。

普通の図案集と違うところは「和」というキーワードのもと、

水彩画、パステル画、切り絵、色鉛筆画、鉛筆画などのジャンルのアーティストが

それぞれ単なる干支の図案ではなく各々「作品」を描き、

それを年賀状にするというCD-ROM付き書籍です。

今回、光栄なことに色鉛筆画作家の一人に選んでいただき、お仕事をさせていただきました。

10月には書籍は一般販売され、書店に並ぶと思います。

そのころには画像も公開できます。四季をテーマに描かせていただきました。


さて、そんな仕事も一段落。

通常の制作活動に戻りました。

今回は微妙な時間を描いてみようと、日没直後の風景を描いてみました。

ところが日没直後の日光、街灯、建物からの灯火など、光源がそこらじゅうにあり、

またすべてが微妙なグラデーションで構成されるという大変手強い相手。

最近はじめたカリスマカラーと三菱ペリシアとの混合も、今回ばかりは裏目。


グラデーションが多すぎて、うまく混色できないところも多々ありました。

かなり苦労しましたが、キリがないのでここでアップ。

まだまだ修行が足りません・・・orz。


「黄昏の広場 新座市新座」

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2012年07月13日

色鉛筆。ちょっと試してみる。


ありがたいことに、色鉛筆画でお仕事いただきました。

某IT系出版社から頂いたお仕事ですが、7月末まで色鉛筆画を4枚仕上げなくてはいけません。

いつもは一週間に一枚ペースで絵を仕上げてアップしておりましたが、

7月はこのお仕事に全力を注ぐことになります。

当然のことですが掲載される書籍が出版されるまで、完成した絵はお見せできません。

このblogでアップされる色鉛筆画を楽しみにされている方(そんな奇特な方いらっしゃるのかな〜)、

申し訳ございませんがもう少々お待ちください。


で、画材です。

通常、私は米サンフォード社のカリスマカラーという色鉛筆を使用しています。

絵をご覧になった方はおわかりかもしれませんが、私はものすごく「黒」を使います。

当然消費量も多く、色鉛筆がちびてくるとすぐ買いに行くのですが、この間はたまたまカリスマカラーの「黒」が売り切れ。

かと言って買わずにすまないので、仕方なく他ブランドの「黒」を購入。

1本はかつて使っていて使い勝手もわかっているファーバーカステル社のポリクロモス。

もう1本は使ったことのないものを買うことに。

「油絵のような仕上がり・・・」という店頭POPに惹かれ、購入したのが三菱uniのペリシア。

試しに使ってみると、これがなかなか良い。


柔らかく混色しやすいと評判のカリスマカラーよりさらに柔らかい。

デザインや写真やっている人は同じ三菱の「ダーマトグラフ」ってご存じだと思います。

ポジフィルムにダイレクトに描ける柔らかい色鉛筆。

先っぽに糸が付いていて、それを引っ張りながら皮をめくると芯が出てくるヤツです。


描き味はあれに近い。

もっと言うと細いクレヨンで描いている感じ。


かなり「黒」にもコクがある。

一番濃い影の部分は、コイツを使うことにしました。


で、そうなると気になってくるのが他の色。

面積の広い空や、明るさを際立たせたいホワイトなどをペリシアにしてみました。


まだまだメインはカリスマカラーですが、個体によっては最近よく削っていると芯が折れたり軸がささくれたり、品質に多少の不満があるのも事実。

ペリシアは日本製ということで品質的にも安心。

ということでいつのまにやらペリシアの本数が増えてくることに・・・・。


発色はやはりカリスマの方が好みですし、芯の堅さや混色しやすさもカリスマの方が私にあっているように思います。

しかし仕上がりを考えると、部分的にペリシアを使う価値と効果は十分ありますね。

難点はちょっとお高い。かなり高価だなぁと思うカリスマよりさらに高価(実勢価格は1本あたり300円くらい)。

まぁ、ちょっとした浮気ですが、もしかしたらこれから使用頻度と本数は増えてくるかも・・・・。

ということで、出版社から許可いただいて制作中の仕事絵をちょっとアップ。

色鉛筆はペリシアです。

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2012年07月02日

色鉛筆。二本の平行する道を描く。


前回、「木漏れ日の道 北区西が丘」という絵をアップしました。

そこで、2本の道は平行して50mくらい走っている不思議な場所、と舞台を説明。

具体的にどういうことなのか解りづらいと思いますので、解説する意味でもう一枚描いてみました。

「二本の道 北区西が丘」
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はい。その入り口です。

右側の道が前回の絵の舞台。

「木漏れ日」が少し見えていますね(笑)。

これ、片一方がそれぞれ一方通行ならまだわかるのですが、両方とも対面通行の道。

このまま5〜60mほど平行して伸びており、その先で二方向に分かれます。

もしかしたら一方がもともと水路か何かで、今は暗渠になっているのかもしれません。

その辺は地元の人間ではないので、これから調べてみないとわかりません。


何となく不思議ですが、こうして絵の舞台として描いてみると何とも趣深い風景。

ちょっとワクワクしませんか?



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2012年06月25日

色鉛筆。暗い色調で明るい絵を描く。


さて、先週の水曜日。6月20日は私の色鉛筆講座の体験授業でした。

けっこうギリギリまで人が集まらず、開講が不安視されておりましたが、何とか4名の方に参加いただきました。

参加者の皆さん、ほとんどの方が色鉛筆ははじめてでしたが、和気藹々と授業でき、皆さん本講座参加をご希望いただきました。

これで、7月18日(水)からの本講座開講が無事決定いたしました。

本講座の方も依然受講生募集中ですので、ご興味あるかたは是非お問い合わせください。

http://cul.7cn.co.jp/programs/program_605560.html


そんな中、今回の絵はまたまた北区十条周辺。

以前描いた「稲付の小径」のすぐ近所ですが、桜並木を挟んで50mほど狭い道がくっついて平行に走っているような不思議なところ。

この平行している道の右側の道を進みます。

かなり日差しの強い日でしたが、並木のおかげで日陰が多くひんやりとしています。

木漏れ日が美しい。

で、その木漏れ日を描いてみることに。


画面のほとんどを並木が落とす影が占め、全体的に暗い色調となります。

でも雰囲気は木漏れ日がキラキラして明るく美しい。

これを何とか表現できないか?と描いてみました。


「木漏れ日の道 北区西が丘」
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2012年06月18日

色鉛筆。分かれ道の片方を描く。


日曜日は中学校の同窓会でした。

私は25年前に実家ごと引っ越したため、今までほとんど同窓会などの連絡もつかなかったせいか、実に30数年ぶりの参加となりました。

皆さん良い感じで年齢を重ねておられ、楽しい時間を過ごすことができました。


さて、今回はまた三叉路を描いてみたいと思います。

ただし、三叉路全体を描くのではなく、左側の坂道を選んでちょっと登ってみました。

場所は北区十条仲原。

以前にも書いたように十条辺りも高低差のある土地が多く、良い感じの階段路地や坂道が豊富。

ここも三叉路左側の道が坂道になっています。

もう片方の道はかなり狭くてクルマは通れないような道。

坂道になっている左側を選んで登ってみると静かな住宅地。

夏なら蝉時雨とか聞こえてきそうな雰囲気。

ゆっくりと空気を味わうように歩いてみたいですね。


「左の坂 北区十条仲原」
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2012年06月11日

色鉛筆。とても絵になりそうもない風景を描く。


ライフワーク的に風景画を描いているわけですが、私の芸風は風光明媚な絵はがき的風景や名所旧跡などはあまり描かず、身近などこにでもある風景になんだか魅力を感じてたくさん描いています。

ただ、それでもたとえば坂道やら階段路地やら三叉路やら「この先はどうなっているのだろう?」的興味を引かれる場所を描くことが多いですね。

ただ、それも私自身が興味を引かれるわけで、いつもそこを通っている人やそこに住んでいる人ならば当たり前すぎて絵になるなんてなかなか思わないかもしれません。
ならば、私自身がそばに住んでいていっつも通っている場所を絵にできるか?

ということで自宅周辺をウロウロ徘徊。

ということで、西武池袋線の富士見台駅前付近の千川通り。

ほぼ毎日私が通っている場所ですね。徒歩、もしくは自転車で。

強いて言えば三叉路にはなっていますが、実に本当に何てこと無い。

しかも午後の日差しは完全順光で、ドラマチックな影もできない。

私の真後ろから当たる日光は、その影を対象物の後ろに作ります。

日差しの表現すら難しいですね。

ということで・・・


「千川通りにて 中野区上鷺宮」
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写真ならアートどころかキャプション用の写真にもなりそうもない構図と風景。

絵ならどうかな?

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2012年06月04日

色鉛筆。稲付の小径を描く。


引き続き、北区上十条付近の絵を描いてみましょう。

実は私は自転車で通勤するときに往路は最短距離を通らず、中野区上鷺宮の自宅からまず高島平まで北上し、
その後、高島通りを西台方面へ。

それから志村三丁目の駅をくぐり国道17号を渡り西が丘のサッカー場脇を抜けて、十条へ。
その後王子から池袋・・・というルートを通ります。

西が丘のサッカー場から十条へ抜ける際に、環七の姥ヶ橋陸橋をくぐります。
環七を渡ることになるので、当然信号待ちになることが多い。

そのときにずっと前から気になるスポットがありました。

なにやら案内板のついた階段路地の入り口。

おもわず階段を下りて行きたくなる風情ですが、何分朝の通勤時。

気にはなりつつもなかなかゆっくり観察することもできませんでした。


で。先日のロケハン時にはじめてゆっくりと上十条付近を散策。

この案内板のついた路地は「稲付の小径」という名前がついていることを確認。

交差点を十条駅方面に渡ったところにある「姥ヶ橋延命地蔵尊」から香取神社を通って静勝寺までの歴史的文化財と緑をめぐる散歩道とのこと。

ただ、残念なことに当日はこの階段の下が工事中。

私も自転車(ロードバイク)であり、自転車を放置してクリートのついたロードシューズでウロウロと歩き回るわけにも行かず、小径の綿密な観察と散策は次回に譲ることにしました。

とりあえず今回はその入り口の風情を絵にしてみたく、描いてみました。

「稲付の小径 北区上十条」
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しかし絵のロケハン用にマジで小径車が欲しくなってきた・・・。
ドロップハンドルで軽量。
ある程度の高速走行もでき、なおかつ取り回しのしやすいかっこよくて安い小径車無いかな。
ペダルはMTB用のビンディングペダルにして、MTB用のクリートついたシューズ。
これなら歩き回れるし・・・。

ついでに携帯性の良い高画質なデジカメもあると良いなぁ。

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2012年05月28日

色鉛筆。色鉛筆画教室、開講!!


今まで、所属する協会の会長が持っている色鉛筆講座の代講や、展覧会での体験レッスンで講師をやったことは何回かありました。

今回、始めて私の名前で教室を開こうかと思っています。

本日より募集が開始となりました。

場所は中央線「武藏境」。イトーヨーカ堂武藏境店のカルチャースクールです。

まず6月20日(水)の19:00〜20:30で体験レッスンを行います。

正式に講座スタートは7月18日(水)から同じ時間で。月一回の予定です。

詳しくは以下のURLにアクセスしてください。

http://www.7cn.co.jp/7cn/culture/7cc/school/musashisakai/index.html

右サイドにある「講座パンフレット」をクリックしていただくとパンフレットのPDFを閲覧できます。

ご興味ある方は是非、ご確認ください。

「絵を描く楽しさ」をすこしでもお伝えできたら・・・と思っています。

初心者の方からベテランまで。楽しく和気あいあいとやっていきたいですね。



さて、そんな中、今回は北区上十条の風景を描いてみました。

北区は2年ほど前に飛鳥山交差点の都電描いたりしましたが、今回は赤羽にもほど近い住宅地。

静かな、若干下町の風情もある街並ですが、高低差も結構あり階段路地の多い地域ですね。

思わず目にとまった階段路地を一枚・・・。

「青空めざして 北区上十条」
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2012年05月22日

色鉛筆。舞台女優、伊丹あい子を描く。


さて、先日の5月13日の日曜日。

所属するギター教室の研究発表会がありました。

私自身は、以前より取り組んでいたバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第一番からブーレーとドゥーブル、そして無伴奏チェロ組曲第一番からプレリュード、をそれぞれ演奏。

感情表現を露わに出来るスペインものと違い、端正で正確な演奏が出来ないとその魅力を引き出せないバッハ。

自分にとってもかなり大きなチャレンジとなりましたが、ミスもありつつもまぁ80%くらいの出来だったでしょうか。

お忙しい中、ご来場いただきました皆様には心より感謝いたします。


さて、この発表会に先立つ一週間前。

連休中に研究発表会に向けた有志による公開レッスンがありました。

その場ではじめてお会いしたのが、舞台を中心に活動されている女優の伊丹あい子さん。

今回がギターをはじめてから最初の発表会ということだそうです。

いきなり師匠にその場で伊丹あい子さんが二重奏をやるので、伴奏をやるようにと仰せつかりました。


本番一週間前。

しかも初対面。さらには私はやったことのない曲。楽曲はダイアナ・ロスなどで有名な「If We hold on Together」。

クラシックの楽曲ならとても弾けないところですが、ありがたいことにコードネームがふってある。

一応ジャズギターをうすら10数年弾いていたので、コードさえわかれば即興でもなんとかなるかな・・・と、その場であわせてみました。

はじめてお会いした伊丹あい子さんは、非常に朗らかで初対面の私に臆することなく対応していただきました。

その後の飲み会でも楽しく歓談でき、これなら本番も大丈夫かなと思いながら一週間。


発表会当日、演奏準備をしながらかねてから人物画に再度取り組みたいと思っていたこともあり、図々しくも伊丹さんにモデルのお願い。

快く了解していただき、安心して演奏へ。


なんと、伊丹さん、本番が今までで最高の演奏でした。

むしろ私がミスしたくらい。

さすが舞台女優。表現者の心構えが違うなぁと大きく勉強になりました。

演奏前にプロのカメラマンによるポートレート撮影などが入るのですが、その合間を縫って私もエスキース用の写真を何枚も撮影。

今回はのびのびと演奏する伊丹さんの全身像をイメージして絵にしてみました。

やはり人物画は目の前の人物を描かないと意味がないなぁと実感しました。

たとえ写真ベースに描いたとしても、実態感というか存在感というか絵に対してのモチベーションがまるで変わります。

もしかしたらご本人にはご不満な出来かもしれませんが、一応ご了解いただいてアップします。


「奏でる 伊丹あい子」
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2012年05月15日

色鉛筆。境界線を描く。


境界線、と言っても輪郭線のことではないんですけどね。

相変わらず自宅周辺の上鷺宮〜鷺宮の風景をロケハンしております。

以前は自宅から南の西武新宿線・鷺ノ宮駅周辺の風景を描いてみました。

今回は前回とは逆に自宅から北側。西武池袋線・富士見台駅周辺を歩いてみましょう。

ここらあたりは、ほとんど中野区の北限。

練馬区と接しています。

区の境界は県境などと違い、大きな道路や地理上の目印で仕切られていないようです。

今回描いたのは、そんな区界。


「小さな境界 練馬区貫井/中野区上鷺宮」
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実はこの細い路地、画面左側が練馬区貫井、右側が中野区上鷺宮。区界になっています。
富士見台駅至近のこの場所、区の境界はゴチャゴチャしていますが、なかなか趣のある風景です。


さて、実は2点応募出品していた「上野の森美術館 日本の自然を描く展」。

そのうちの1点、「冬の昼下がり さいたま市西区」が入選したようです。

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まぁ、比較的間口の広い公募展ですから特に大それたことではないのですが、油彩や水彩に混じって色鉛筆画が評価されることは非常にありがたいですし、大変うれしいですね。

7月8日(日)〜12日(木)までの第三期に上野の森美術館で展示されるようです。

詳細はまた後ほど。

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2012年05月08日

色鉛筆。ちょっとヨーロッパ風に描いてみる。


自宅周辺を相変わらず面白い風景を求めて徘徊しております。

私の住んでいるところは中野区なのですが、中野区でも最も北の端。

中野区、練馬区、杉並区がごちゃごちゃと接している場所。

なので、鷺ノ宮駅周辺をウロウロしているはずが、いつの間にやら練馬区へ。

練馬区はもともと住んでいたところなので非常に馴染みがあります。

そう言えば練馬区の風景は描いていないな・・・。


と言うことで、見つけた風景。

「三叉路の家 練馬区中村」
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なんとなく見ようによってはヨーロッパ的にも見えなくもない。わはは。

木立に佇む家が、どことなく品があって良いですね。

実は私の風景画の原点は印象派のシスレーあたりなんですが、さらにそれ以前のバルビゾン派に結構入れ込んでいた時期もありました。

コローの初期作品なんか大好きですね。

なので、ちょっとバルビゾン派的表現が見え隠れしなくもないですが・・・・。

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2012年05月01日

色鉛筆。私鉄沿線の風景を描く。


さて、いつも通りの風景画に戻ります。

ここのところ自宅周辺の中野区鷺宮周辺の風景を描いていますが、鷺宮と言えば西武新宿線鷺ノ宮駅。

某アニメで有名になった埼玉県は鷲宮とよく間違えられますが、「わし」ではなく「さぎ」です。

せっかくなので住宅地だけではなく、線路際の沿線風景も描いてみました。

新宿線のなかではかなり乗降客数の多い鷺ノ宮駅ですが、駅からちょっと井荻方面に離れただけで何となくのどかな雰囲気。

実際に自分がよく使う駅は鷺ノ宮駅ではなく、同じ西武線でも池袋線の富士見台駅なので、じつはあまり馴染みがないのです。

でもこのあたりも良い風景が多いですね。

まだまだ知らないところの多い自宅周辺。

良い風景を発見しながら描いていきたいですね。

「沿線風景 中野区鷺宮」
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さて、ゴールデンウィークに入りましたが、27日と28日に色鉛筆教室の講師をやらせていただきました。

本来は所属する日本色鉛筆協会の会長が持っている教室なのですが、今回代行というかたちでやらせていただきました。

「教える」ということは、自分の中でしっかり論理的に構築されていないと、なかなか伝えられません。

私自身にも非常に勉強になりました。

今年は6月から自分の講座も開設する予定ですので、そのための良い予行演習にもなりました。

受講していただいた生徒さんにも感謝です。
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2012年04月24日

色鉛筆。再び「彩雲」を描く。


昨年初頭ですが、「彩雲」という飛行機を描きました。

このときの詳しい内容は以下ご参照ください。
http://ryo-blog.sblo.jp/article/42377561.html

さて、このとき描いた「彩雲11型改造夜間戦闘機」は厚木の302航空隊所属機で、搭乗していたペア(旧海軍用語でクルーのこと)は操縦:安田博中尉 偵察:福田太朗中尉。

究極の偵察機「彩雲」に、これも究極の対爆撃機用の5式30mm機銃を斜銃として取り付けたところに、私自身感じるところがあり絵にしたわけです。

そして先月ですが、なんとこの機に搭乗されていた福田太朗中尉のご息女から大変ご丁寧なメールをいただきました。

福田太朗中尉はご存命で大変お元気であられること。

「偵察」という軍務について昨日のことのようにお話になられていること。

未だ「彩雲」という飛行機を大変愛されて、搭乗していたことを誇りに思われていること。


そして先週ご実家に帰省された際、私の絵と上記blog記事についてお父様である福田中尉にお話されたそうです。

お父様には大変よろこんでいただけたようでした。


私も仕事を含め多数様々な絵を描いておりますが、こういう形で絵についての反応いただいたことは初めての経験です。

もうびっくりするやら感激するやらうれしいやら恥ずかしいやら・・・。

しかし絵描きとしてはこれ以上の喜びはないですね。


飛行機が好きで絵を描いていることはもちろんなのですが、やはり私自身、先の大戦を風化させたくないという気持ちも強い。

それは私の祖父や大叔父達が従軍していたこともあります(幸いなことに全員生還)。

そして何よりも父親が旧制中学生時代、勤労動員で川西航空機(紫電改や二式大艇で有名)で働き、終戦間際に海軍機関学校に入学しており、様々な戦争体験を私が幼少の頃より聞いていたことも大きいですね。

そのような経緯もあり、今回のように自分が描いた絵の飛行機にまさに乗っていた方と繋がれることは、大変得難い経験です。

何度か福田中尉のご息女とメール交換するうちに、福田中尉が所有されている彩雲のイラスト(精密図面より起こされたもの)のコピーをいただくことになりました。

福田中尉は写真がご趣味であり、302空時代も様々な写真を撮影されています。

彩雲についても貴重な写真を多数撮影されており、あらためてよく調べてみると、文林堂から発行されている「世界の傑作機 No.108 彩雲」にも多数掲載されているようです。

このような経緯もあり、今回また改めて「彩雲」を描いてみることにしました。

いただいたイラストコピーを大いに参考にしたことは言うまでもありません。


「帰投 彩雲11型改造夜間戦闘機 1945厚木」

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イメージとしては夜間飛行を終え無事に厚木へ帰投した姿です。


福田中尉そしてご息女には大変お世話になりました。本当にありがとうございます。

福田中尉がこれからもお元気でお過ごしになることを願って止みません。


2011年1月制作「韋駄天 最後の戦い 1945」
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2012年04月17日

色鉛筆。桜を描く。


ここのところ中野区鷺宮周辺の絵を描いているわけですが、そろそろ桜も終わり。

せっかくなので鷺宮周辺の桜も描いておきたい。

どこか良いところあるかな〜と思うまでもなく、私の家のすぐそばに桜の名所があります。

では早速桜を描いてみよう。

でも普通に描いても面白くないな〜。

ということであえて順光ではなく逆光で桜を描いてみました。

道路に落ちる木の陰と桜の花びらを透過する光。

このあたりの表現が描き甲斐ありますね〜。

「春の道 中野区上鷺宮」
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また、今回の描画サイズは今までのほぼA3ではなく、F8号サイズ(455mm×380mm)で描いています。

これは以前F15号の絵を描いたり、今回のグループ展用に正方形の絵を描いているうちに、通常のA版だと細長く感じるようになったためです。

キャンバスサイズのF版だと比較的横幅もあり、なんとなくゆったり風景描けるような感じがしますね。




さて、先週土曜日まで開催されていましたグループ展、

茅場町レクトヴァーソギャラリーでのSquare Graphic art exhibition vol.7<正方形グラフィックスの表現>

無事終了いたしました。

ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。

はじめての会場、

額縁をつけずパネルに水張りした正方形の絵、

参加アーティストすべて統一のフォーマット、

など、私にとっても初めてのチャレンジが多かったグループ展でした。

参加アーティストの皆様も非常に刺激的なグラフィック表現でした。

手描きのアナログ表現が私ともう1名の2名。

コンピューターグラフィックスによる表現が2名。

テイストも表現手法も異なる四者四様の展示となり、非常に面白かったですね。

会場は陽光に近づけた特殊な蛍光灯を使用し、床・壁・天井も特殊塗料によるホワイト。

ほぼ外光にちかいホワイトの中に絵が浮かぶ・・・という環境です。

そんな会場の雰囲気も相まって、私にとっても大変刺激あるグループ展となりました。

お忙しい中、このblogをいつもご支援いただいている、ましこさん、

自転車仲間のにんじゃさんと彼女さんもご来場いただきました。

本当にありがとうございます。

また、機会ありましたら是非お越しください。



会場の様子

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posted by Ryota at 08:27| Comment(5) | TrackBack(0) | 色鉛筆画/イラスト

2012年04月10日

色鉛筆。緑のトンネルを描く。


中野区鷺宮周辺の風景画第三弾。

このあたりは高低差がそれほど無いので、三次元的な風景は板橋区ほどは無いのですがちょっとした路地の佇まいが実に魅力的です。

今回の絵の題材は先日描いた懐かしい路地からもほど近いのですが、まるで緑のトンネルのような路地。

意外に歴史ありそうなお宅も多く、昔ながらの防風林的な樹木がある大きなお屋敷もありますね。

そんな一角を絵にしてみました。

「緑の隧道 中野区白鷺」
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そして、本日4月10日より茅場町RECTO VERSO GALLREYにてグループ展がはじまります。
Square Graphic art exhibition vol.7  正方形グラフィックスの表現


私を含め、4名のアーティストが参加するグループ展です。
以前からご案内しているように、今回は30cm×30cmの統一フォーマットでの展覧会。
様々なアーティストさんの個性がどのように正方形の中に表現されるか?
ご興味ある方は是非!

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さて、先日ギャラリーに作品を納品してきたのですが、場所は茅場町駅からすぐ。
昭和初期に建てられた非常に雰囲気のある建物です。

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茅場町駅3番出口から徒歩2分。隅田川そばの運河にかかる霊岸橋のそば。

内部はエレベータはなく、4階のギャラリーまで階段を登らなくてはなりません。

ギャラリー内部はびっくりするほどこぢんまりしていますが、屋外の自然光を再現した完全なホワイトスペース。

展示される作品のみに色彩があるという斬新な設計ですね。

お時間ある方は是非お越しください。

残念ながら作家常駐はできませんので、私は土曜日の最後頃ぐらいしかおりませんが・・・。

posted by Ryota at 09:23| Comment(6) | TrackBack(0) | 色鉛筆画/イラスト

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