なんか良い絵のネタないかな?と、今日も徘徊する私ですが・・・。
時々いつも目にしている風景でも、シチュエーション次第で「おっ?」となることがありますね。
日常的に良く歩いている街並。
ここは新座市ですが近くに柳瀬川が流れ、やはり土地にかなりの高低差があります。
大きな団地から幹線道路に向かって坂を上がりきると、高圧線鉄塔と住宅の間に空いた小さなスペースに公園があります。
小さな公園。遊具はジャングルジムと滑り台だけ。
休日の昼下がり。
東京近郊の住宅地で大きな団地もあるのに、子どもの声は全く聞こえない。
人は誰も歩いていない。
ふと自分がちょっと異世界に入り込んだような不思議な錯覚。
泣き出したくなるような寂寥感。
直後、クルマの大きな音と人声や街の喧騒。
とまぁこんな感じで、その一瞬を絵にしてみました(笑)。
何となくキリコの描く世界や、宮崎駿の背景を彷彿とさせた瞬間ですね。
今回、描くに当たってちょっと構図に仕掛けを施してみました。
中央やや左よりにジャングルジム。
こいつを寂寥感の象徴のように見立てて、画面の上下に地面と空を大きく取ってみました。
そして全てのものがジャングルジムに向かうようなパース。
上下三分割された画面の中央部分だけ凝縮された街並。
上下と中央の対比も面白いかなと。
ただ、地面と空を大きく取ると、塗っていて飽きるんだよな〜。
「小さな公園 新座市新座」

サイズ P10号(530mm×410mm)
制作日 2013年5月
Facebookページもよろしくお願いします。
思わず一人で声をあげてしまいました。
写真みたいなのになんだか温かい絵ですね。
私は写実主義が大好きなので、色鉛筆でも出来るのだなーと嬉しくなりました。
正直あんまり絵が上手い方ではないですが、作品をおおいに参考にさせていただきます!
今度西洋の自然なども描いていただきたいです・・・
(^ー^)ノシ
誰も居ない公園
寂しい。
ご訪問ありがとうございます!はじめまして。
色々とメイキングも含め公開しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
モッズパンツさん。
ありがとうございます!
ジャングルジムが大変でしたね。真正面からなので陰影着けるのが細かくて・・・。
風景画はちょっとした小物の描き込みが大事ですね。これでリアリティが随分違ってきます。
ましこさん。
ありがとうございます!
実は寂しかったのは一瞬で、そのあとすぐに周りが騒がしくなりました。まぁ、東京近郊ですから仕方ないですが、その一瞬が良いですね。
一瞬の静寂を感じて引き込まれます。白昼夢かパラレルワールド…。
滑り台が(カワサキの)ライムグリーンのようなのが印象的ですね。
パラレルワールド的雰囲気、確かに感じましたね〜。
自分の居るところはどこなのか?そんな面白さもあったと思います。
ライムグリーンのバイク、描きたくなりました(笑)。