2009年07月28日
郷愁のショーロ(choro de saudade)
難曲です。
作曲者はアグスティン・バリオス(パラグアイ 1885-1944)。
クラシックギター演奏者として、そろそろレパートリーの拡充も図らなければいけないのですが、まだまだ修行の身。
やさしい曲ばかり・・・というわけには行きません。
師匠から「やってみる?」と言われて飛びついたものの・・・。
譜面ヅラだけ見ると、特に難曲という印象はないのですが、弾いてみるとこれがとんでもない。
このバリオスさん。ギター演奏家でもあったわけですが、ラフマニノフと同じで、どうやらやたら手がでかかったらしい。
左手のフォームで、小指=1弦6フレット・薬指=3弦6フレット・中指=4弦5フレットを同時に抑えながら和音を鳴らし、人差し指で6弦3〜2〜1フレットとベース音が降下していくという箇所があったりします。
この状態で6弦1フレットなんて「どうやったら届くねん!!」状態になります。
右手は弦を弾くのにフル回転ですから、思わず鼻で押さえようかという気持ちになりますね。
ショーロ(chorar)とはブラジルの伝統音楽の一形式ですが、個人的には後にサンバやボサノヴァに影響を与えるダンス音楽のような気もします。
なので、全体的にリズム感が非常に大事なのですが、とにかく現状では譜読みで精一杯。
この曲は官能的な導入部から、ショーロ特有のリズム感に乗った展開部、そして曇り空から日が差し込むような展開部という実に魅力的な曲構成となっています。
この雰囲気を壊さずにこの曲をマスターするには、問いかけと応答のような低音部と高音部の表現、そして和音の歯切れの良さ、スピード感と抑揚、そのような表現が不可欠です。
先は長いですが、じっくり取り組もうと思います。
名手、ジョン・ウィリアムスの演奏で・・・。
posted by Ryota at 08:23| Comment(11)
| ギター/ジャズ&クラシック
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無理です( ̄▽ ̄;A
小指で6fをバレーしたらダメ?
2弦は弾かないことにして(^-^;
音楽かぁ…良いですねぇ…素敵です♪
なんすかこの蜘蛛のような指さばきは!
世の中にはすごいギターの演奏スタイルがあるんですね♪
人差指で押さえながら残りの指でアルペジオ???
うーむ…
わけわかりません(笑)
でも、聞いていて素晴らしいのは伝わってきます。
この演奏家の方、鼻がすごく高いので、「鼻メガネ」に見えてしまいました。w (ノ∀`)アチャー
(^ー^)ノシ
>Tad先生。
そうなんです。そこです。
できればそうしたいのですが、やはり楽譜に書いてあることはクラシックでは絶対なので・・・。少しは人のこと考えろよって感じです。
>kaさん。
わはは。ジミヘンは歯で弦を弾きましたけどね〜。押さえるのはちょっと厳しいですな。イヤミやさんまさんならできるかな。
>atmosさん。
そうなんですよ。自転車でも音楽でも世の中にはすごい人がいるもんですね。がんばります。
>hiro_ldさん。
え?そうなんですか?それは使えるかも・・・。
>maajiさん。
聴く側にとってはそれが正解ですよね。弾く側の苦労なんて見せるものではありませんね。
>もっずぱんつさん。
正直ギターでもピアノでも指が短いよりは長い方が良いと思います。
でも私より手が小さい方で世界的名手が何人もいますので言い訳はできませんね。
まず、指を伸ばす訓練から?(爆)
あ〜、わかりますねぇ〜。
何か風景が広がる曲ですもんね。
これから毎日指ひっぱってみようと思います。
あ、ショートスケールのギターで・・・www
わはは。(ノ`Д´)ノ 彡┻━━┻になります。ほんとに。
あるんですよね。クラギにもショートスケールが・・・。