2009年02月05日

Webデザイン。

私の場合、ベースはグラフィックデザインなので、基本「紙」のデザインをするわけです。
でも今後のことを考えて業務領域を拡大しようと思うと、Webデザインってのは避けて通れないわけですね。
そこで重い腰をようやく上げて、色々と勉強していた・・・と言うわけです。

Webデザインの場合、
●デザイナー
色やフォント&画像の配置や各種ボタンのデザインなどを制作
●コーダー
デザイナーの提出したデザインを元に、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラム言語を記述

と大きく二つの業務があります。

私の場合、デザイナーであり、webサイト全体のデザインイメージを構築します。
会社では出来上がったデザインをコーダーに手渡して、動作チェックなどを行い、最終的に動的なwebサイトとして完成させます。

webデザインが、グラフィックデザインを大きく違うのは「双方向性」ということですね。

つまりユーザーに「操作」を要求します。
なので、インターフェースとしての「操作性」が要求されるわけで、「人間工学」に基づいたデザインが必要とされます。

分かり易いメニュー、押しやすいボタン、指示が明確なテキスト・・・等々。

当然ながら、デザインしていく上でもコーダーがやりやすいように作成していく必要もあります。

なので、HTMLやCSSの知識もやっぱり知っておいた方が良い。

HTMLはハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージの略で、web上のドキュメントを記述するためのマークアップ言語です。
従来はこれだけで様々なwebサイトが構築されていたわけですね。

昨今、様々な表現手法やデザインがwebサイトに要求されるようになると、このHTMLがどんどん複雑化し、ヴァージョンアップやレイアウト変更が大変しんどくなる・・・という弊害が出てきました。

そこで、HTMLから表現手法を取り除き、デザインや表現手法は別の言語に分離する、という方向になってきました。
これがスタイルシートと呼ばれるもので、CSS(カスケーディング・スタイル・シート)と通常呼称されるものです。

今回の私のblog、引っ越し後に色々とデザインを変更したわけですが、もともとはレンタルサーバー会社が提供する既成のblogです。
提供されているレンタルサーバー会社が制作したHTMLは触らず、CSSだけをごちゃごちゃ編集してデザインを変えていったという訳です。

まぁ、当然のことながらデザイナーとは感覚勝負で、私なんぞは理系の頭は全く無いわけです。
HTMLにしろCSSにしろ、プログラム言語ですからソースコードはただのテキストの羅列でしかありません。
色だって16進数の数字を打ち込んで設定していきます。
もう苦手なことこの上ないわけですが、プレビュー確認しながらじりじりと記述していくわけですね。

もう一つの問題は、ブラウザーによってレイアウトが崩れること。
特にIE(InternetExplorer)が顕著で、問題なく記述したつもりでも、カラム落ち(サイドメニューが表示されず、本文の下に回り込むこと)したりなんてことはしょっちゅうです。
Firefoxだけでプレビュー確認して、きれいに出来たと思っていてもIEで見るとガタガタってわけです。

その辺の対策もいろいろとマニュアル化されているようですが、まだまだ他にも学習しないといけないですね。

グラフィックデザイナーとしてはもう何年もやっていますが、Webデザインはまだ駆け出しです。がんばろうと思います。
posted by Ryota at 10:40| Comment(8) | デザイン
この記事へのコメント
ある人が「今のウェブデザイン〜システム構築業界はボッタクリの値段で、しかもボロボロ。今に紙媒体/出版業界方面からウェブデザインに進出するケースが増えて、価格はぐっと下がるだろう」と書いてました。当たらずと言えども遠からずのような気がします。出版業界大変ですから( ̄▽ ̄;)
Posted by Tad at 2009年02月05日 16:17
ブログでもデザインを変更しようとすると、得体の知れない文字列がダァ〜〜〜っと出てくるじゃないですか。
あれを見ると「触らぬ神に祟りなし」と思い、そ〜〜っと閉じる事にしています。
Posted by ka at 2009年02月05日 19:20
おー、スゴク勉強になります。イロイロ教えて下さい。もっと、やって下さい。w
これまでもサイドバーが落ちているmacユーザーの方のブログをいくつも見ております。こればかりは、仕方ないですよね。w

そういえば、ググールのブラウザの評判とか、どうですか? (´∀`)ノ 

(^ー^)ノシ
Posted by もっずぱんつ at 2009年02月05日 22:39
>Tad先生。
web業界も一時のバブルが弾けて安定期に入り久しいですね。そろそろ価格も標準化されるのかな?と思います。でもグラフィックもそうですが、まだまだクライアントさんの予算ありきですね〜。

>kaさん。
blogのHTMLはJavaScriptやさまざまなプログラムが挟まっていたりしますので、うかつにいじると面倒くさいことになります。私も閉じます(わはは)。

>もっずぱんつさん。
いやいや、私が勉強中なので・・・。サイドバー落ちなどのレイアウト崩れはMac、WinのOSの違いよりはIEとその他のブラウザの違いによる方が大きいです。MacはIEよりもSafariか火狐使うことが多いので、結果的にMac使いの方のサイトに問題が発生しやすいかもしれません。
Dreamwaverや私の使っているAptanaなどのオーサリングソフトは記述しながらFirefoxプレビュー、IEプレビューが両方できるようになっています。なので、確認しながら作業ができるのですが、blogの場合はblogのデザイン編集画面からプログラムを編集することが多く、プレビューもその時に使っているブラウザでしかできないのですね。一回プログラムをオーサリングソフトにペーストして行えば問題ないんですけどね。
グーグルのブラウザは正直、あまりまだ話題にあがっていないようです。少なくとも制作現場では専門に何か対処するような話は出ていないですねぇ〜。
Posted by ryo at 2009年02月06日 07:58
ryoさん、こんばんは!
勉強熱心ですね〜さすがですね〜^-^
自分のブログのデザイン変更、あまりに面倒でもう放置してます。。嗚呼。
考えてみたらブラウザチェックなんてしたことないです!!
ブラウザによって違うことも知ってます。
Dreamwも入ってます。
でも・・・
私はただの面倒くさがりさんなんです♪えへ。
Posted by kei at 2009年02月06日 21:40
>keiさん。
勉強熱心では全くないのですよ。もう必要に迫られて嫌々始めているのが現実です。webの知識は間違いなくkeiさんのほうがあると思いますよ〜。面倒くさがりでは負けませんって。
Posted by ryo at 2009年02月06日 23:32
マカーな人って頑なに自分の環境での表示を
優先させる人が多いですよね。
でもって8割近い人が使っているIEのせいにして
自分の非を認めない。
なのでマカーなひとのデザイナーさんには
釘をさすことが多いです。(笑)
Posted by rabbitmoon at 2009年02月09日 01:32
>rabbitmoonさん。
私もグラフィックの時は完全にマカーですが、webの時はWIN機じゃないと作りにくいですね。単純に級数&メートル単位で制作するグラフィックと、ポイント&インチ単位で制作するwebをひとつのマシン&アプリでやりたくないだけですけどね。
ただ個人的意見ではWIN機でも火狐のほうが好きです。
Posted by ryo at 2009年02月10日 07:50
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