2005年10月18日

BRANIFF AIRLINE EXPO


少し古い話になりますが、ちょうど1年ほど前。




渋谷のパルコミュージアムで「BRANIFF AIRLINE EXPO」という展示会がありました。




1960年代半ば、その斬新な機体カラーリングとコーポレート・デザインで

一世を風靡したアメリカの航空会社、




BRANIFF AIRLINE(ブラニフ・エアライン)の様々なアートワークを展開する展示会でした。






60年代テイストは、今やデザイン・ファッション・ライフスタイルにすっかり定着し、

珍しくも何ともなくなりました。




ただ何というか、この色使いやタイポグラフィの潔さ。

これは「わかりやすさ」に直結します。




デザインの意味は、「伝達」という言葉に集約される、と私は思っています。




そういった観点から、60年代アートワークはやはり私にとって重要な教科書であり続けます。




もともと飛行機好きだからかもしれませんが、非常にわくわくする展示会でした。




その時のパンフレットは、今でも密かな私のネタ帳です(笑)。











残念ながら、この斬新なデザインを纏ったブラニフは、

規制緩和の大嵐に飲み込まれて1980年代の半ばに倒産します。




ブラニフ以外にもPANAMやTWAなど、美しいコーポレートデザインを纏った航空会社が、

アメリカにはいくつもありました。




誰にもわかりやすく・見やすく、そして美しく。

デザインの基本として未だ学ぶところ大です。




パルコミュージアムのサイトから、過去の展示を見ることが出来ます。

http://www.parco-art.com/web/archives/

posted by Ryota at 09:09| Comment(11) | TrackBack(0) | デザイン
この記事へのコメント
オオー、コンコルド、B−727なつかしー。 (^∀^)ノ
ビックリハウス大好きでした。見たいなー。w (´∀`)ノ

(^ー^)ノシ
Posted by モッズパンツ at 2005年10月18日 09:25
同感です。
Posted by waka at 2005年10月18日 09:41
コンコルドの事故が当時の終わりを告げたようなものだったのかな?

私もイタルデザインとか好きなんですよ。

ミッソーニ! いつか着てやる! 
俺のユニホームだ!なんて言ってみたいね!!
Posted by smokineria at 2005年10月18日 10:14
60年代アメリカは光と影が共に色濃く交錯していたような記憶があります。といってもさすがのオヤヂもその当時はまだ10代の田舎少年で、ファッションだのデザインだのといったことにはまるで無関心。ただただラジオの洋楽ポップスや部活の吹奏楽に夢中だったのでした。

あの頃もう少し時代性とかファッションとかに目覚めていれば、きっと70年代初頭の学生時代にもっとモテていたかもしれない…とレバタラ話に向かってしまうしょーもないオヤヂなのでした(トオイメ)
Posted by Tad at 2005年10月18日 17:41
皆さま、ありがとうございます。

>モッズパンツさん、
いらっしゃいませ。&nice!ありがとうございます。
B727は日本でもよく見ることができた機体ですね。
ブラニフのコンコルドは試験飛行だけだったみたいです。

>WAKAさん、
いらっしゃいませ。&nice!ありがとうございます。
はじめましてですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

>フルアコさん、
いらっしゃいませ。&nice!ありがとうございます。
コンコルドの事故は衝撃的でした。
確かにひとつの時代の終焉でしたね。

>Tad先生、
いらっしゃいませ。&nice!ありがとうございます。
70年代はリアルタイムで過ごしましたが、さすがに60年代は私もうろ覚えです。
ベトナム戦争やヒッピー文化、確かに光と影ですね。それでも憧れはありますが・・・・。
Posted by SWEET16 at 2005年10月18日 21:58
その昔、私が小学生の頃、
日曜スペシャルでスウェーデンの軍事の特集があって、
戦闘機の名前を"ドラケン"と言いました。
その姿がするめイカにそっくりで、
日曜の20時過ぎにするめいかを焼いて食べました。
そのとき、初めてマヨ醤油で食べました。
やっぱり、デザインってすごいですね。
Posted by 高橋ハナヲ at 2005年10月19日 01:27
60年代ですか・・・・・。
ちとズレますが、ショーンコネリー時代の007だとか2001年宇宙の旅とかでの未来感あるデザインはなかなかクールだと思います。
何か似た空気を感じました。
Posted by サダー at 2005年10月19日 01:40
>ハナヲさん、
いらっしゃいませ。
それはドラケンではなく、ビゲンでは???
ドラケンはクリップト・デルタという翼形。ビゲンはカナード。
するめいかのデザインは秀逸です。

>サダーさん、
いらっしゃいませ。& nice! ありがとうございます。
実はSF映画が一番その製作時代を反映しているのではないかと思っています。
Posted by SWEET16 at 2005年10月19日 08:29
ブラニフですね。
行ったのですか。羨ましい・・・。
実はこの展示会は非常に気になっておりまして、私も行きたかったのですよ。

でも国際線は、ほとんどオレンジ色のヤツだけでしたよね。(写真残ってます)
青とか緑とか、多色のフニョフニョとか、見ていて楽しかったので(写真だけでしたが)、
日本の会社とかでもそんなのやらないかなぁと思っておりました。
(JASが最近ちょっとやったのが嬉しかったです)

確か倒産後に細々と復活してませんでしたっけ?
でもごくありきたりなデザインになってしまって、つまんねぇなと思った記憶があります。
またやりませんかねぇ、こういうの・・・。
(マリーンジャンボとかミッキーの飛行機とかでも、そういうのを永続してたら面白いのになぁ)
Posted by とーちゃん@わんだ at 2005年10月19日 10:19
60年代というとアポロが月に行って東京オリンピックな時代ですね。猿の惑星が1968年の製作だと知ったときは驚きました。未来=曲線という図式が強いあの頃は面白いSFのTV番組が多かったように思います。日本でもウルトラQがありましたね。
Posted by moonrabbit at 2005年10月19日 18:57
>とーちゃん@わんださん、
いらしゃいませ。毎度です。
この展示会は展示そのものも大変よかったのですが、ミュージアム・グッズが充実してましたね。
当時のロゴ入りバッグとか、航空機のデスクトップ模型とか。
けっこう高かったのであまり買えませんでしたが。
またやらないですかね〜。

>moonrabbitさん、
いらっしゃいませ。&nice! ありがとうございます。
ウルトラQは、今見ても名作揃いですね。
たまに差別用語対策で不自然なところがあったりしますが・・・・。
猿の惑星は何度か見ていますが、さすがに東京オリンピックはほとんど覚えていません(しっかり生まれていたけど)。
Posted by SWEET16 at 2005年10月19日 22:31
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