日本にも美術系の雑誌は多々ありますが、考えてみれば技法に関しての雑誌は少ないかもしれないですね。
私が知っているだけでも「一枚の繪」ぐらいかなぁ。
「美術の窓」や「月刊美術」、「美術手帳」などでも技法が特集されることはありますが、やはり鑑賞者向けの記事も多い。
ところがびっくりすることにアメリカだと色鉛筆専門の雑誌があるんですね。それも技法中心の。
それが「COLORED PENCIL Magazine」。
24ページのパンフレットほどの雑誌ですが、ちゃんと月刊で発行されています。
ページ数も少ないのでサイトからのダウンロード版もあり(購入はこれがほとんどなのかな)、まぁ言ってみれば同人誌的ではあります。
その存在自体は以前より認識していましたが、英語があまり得意では無いので「ふ〜ん」程度で終わっていました。
ところが今年の10月に編集長のSally Fordさんからダイレクトにメールがあり、雑誌に特集記事を載せたいとの打診をいただきました。
最初はお金がかかるのか少し警戒しましたが、先方からの要望は英文STATEMENTと作品の画像データの提出のみ。
英語が苦手なので、色鉛筆仲間で翻訳家のTさんにお手伝いいただき、何度かのメールやり取り後、無事STATEMNETと作品ファイルを提出。
その雑誌が2014年新年1月号として先日発売されました。
何と表紙も私の絵(江ノ島を描いた海風)。
特集は見開き4ページ。
私の所にはPDFのダウンロード版が送られてきたのでプリントアウトしてみました。




公式サイトにもアップされていました。
http://coloredpencilmag.com/
販売サイトも・・・。
http://www.magcloud.com/browse/issue/680486
まぁ、マイナー画材のマイナー雑誌なので、日本で注目されることはほとんど無いと思いますが、それでも世界で唯一(たぶん)の色鉛筆専門誌に掲載されたことは大変名誉なことですす光栄ですね。
今後も頑張って描いていきたいと思います。
ということで、年内最後の新作もアップ。
前回の夕日を描いた道から一本横の路地。
ほぼ同じ構図で今度は昼間の透き通った青空を描いてみました。
比較してみて頂けると面白いかもです。
2013年は私にとって大きな転機の年でした。
皆様のお陰で無事に年を越せそうです。
本当にありがとうございます!来年もご贔屓の程よろしくお願い申し上げます。
「青空見あげて 豊島区雑司が谷」

サイズ A3(42cm×29.7cm)
制作日 2013年12月
支持体 KMKケント紙
画 材 カリスマカラー/三菱ペリシア