ここのところ風景画を描くときには順光よりも逆光気味に描くことが多かった私でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
逆光で描くメリットは、ちょっとドラマチックで非日常的な印象を与えることができる点。
コントラスト的にも、対象をシルエットで際立たせるが可能であったりします。
ただ、その分描き方もより難しく、また逆光の絵が増えると似たような色合いになったしまうことも。
ということで今回はオーソドックスに順光の絵を描いてみました。
場所はお馴染み板橋区は成増〜高島平あたりの住宅地。
この成増〜高島平間は直線距離にすれば1〜2kmくらいのものですが、なんとこの間に峠(笑)が二つ。
成増から赤塚公園に向かって最初の峠を越えてダウンヒルしている途中に、左側に入る路地を発見。
ロードバイクで下ハン握ってダウンヒルしていると絶対に気づきませんが、
最近ほとんどヘタレ走りばかりしていると、こういうところに目が行くんだな〜。
坂道途中の脇道へ入ってみると、住宅地が朝の日だまりに佇んでいる・・・。
その向こうにまた高台があり、木々と家々。
ま、ほんとうに何てこと無い風景ですが、実に平和でほっとする一瞬。
順光で明るい絵ですが、手前の影をより濃くすることでさらに明るさを際立たせる・・・。
って何てこと無い。やっぱり逆光っぽく描いているだけじゃん(笑)。
「朝日を浴びて 板橋区赤塚」

サイズ F6号(410mm×318mm)
制作日 2013年8月
支持体 BBケント紙
画材 カリスマカラー/三菱ペリシア