2013年06月12日

色鉛筆。新しい紙を試してみる。


前回のエントリで、サイズを縮小してみようかな・・・というお話をしました。

また、珍しく人物画を描いたときに、思いつきで水彩紙のヴィフアートという紙を使ってみました。

いつも使っている紙はKMKケントという製図やデザインに使うことの多いケント紙です。

ケント紙を使用する利点は、
1 表面が非常に滑らかなため紙の凸凹による筆致が残らない。
2 デザインナイフでひっかく「スグラフィート技法」が紙へのひっかかりが少ないのでやりやすい。
3 紙の価格がリーズナブル。
などがあります。

反対に欠点は、
1 表面が平滑なため、顔料の乗りが悪い。
2 そのため完成後の画面保護が難しい。
3 多色による混色に慣れが必要。
などですね。

欠点については慣れと工夫で克服できますので、今まであまり紙を換えることは考えませんでした。
逆に細密な絵を描くには大変適しているという利点が遙かに大きい。

ところが、前回人物画をヴィフアールに描いてみると、混色する場合に紙に深く顔料が入るせいか、若干ケント紙よりも色に深みがでるような感じがしました。

そこで、試しにケント紙以外をちょっと試してみることに。

この場合、一番の障害は紙のお値段。

私のような芸風ですと、かなり細密に描きたいので「粗目」の紙は向かないので、どうしても「極細目」や「細目」の紙が必要です。

そうするとね〜。お高いんですよ。

今まで描いてきたF8号やP10号のサイズですとケント紙の倍以上する紙もあります。

高級水彩紙で有名な「アルシュ」なんかだと、360mm×510mmのブロックで軽く12,000円超えます。使ってみたいなぁ。

ヴィフアールは前回使ったしな〜。他にも試してみたいな〜。

そこで、色々と迷った結果、
ドイツのハーネミューレから出している「ボタニカル紙」を使ってみることに。

この紙でもF8サイズだとブック(20枚綴り)で4,500円超えちゃうんで、私に合わなかった場合を考えるとちょっと高価。

ちょうどサイズを少し小さくしてみようかなと思ってこともあり、A3サイズをチョイス。これだとブックで3,000円弱。

IMG_2302.jpg

で、描いてみました。

結構大きいサイズに慣れていたせいか、小さいとやっぱりどんどん描ける。

ほぼ3日間、都合10時間くらいで描けちゃった。

場所は5月に行った江ノ島の風景。

海に向かう路地をまた海を描かずに描いちゃった。

懸念されていたデザインナイフの使い心地ですが、やっぱりひっかかりが大きいものの、慣れれば何とかなるかなレベル。

かなり滑らかな部類の水彩紙ですが、さすがにケント紙ほどは滑らかではなくかなり描いていて筆圧強くしないと顔料が入っていかない。

そのかわり混色するとかなり深みが出る感じです。

何より紙が厚い(190g/m2)のが妙に安心感がある。

さて、紙を換えてなおかつ描画サイズはP10号(530mm×410mm)からA3(420mm×297mm)にサイズダウン。

モニターではサイズ変更はわからないと思いますが、見た目はいかがでしょうか?

「海への小道 藤沢市江の島」
20130612.jpg

サイズ A3(420mm×297mm)
制作日 2013年6月
posted by Ryota at 07:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 色鉛筆画/イラスト

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