さて、レクトヴァーソギャラリーでのグループ展もいよいよ明日まで。
すでに多くの方にご覧いただいているようです。本当にありがとうございます!
現在、このような形で展示されております。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

そんな中でも絵を描いているわけですが、今回はちょっと街中風景離れまして・・・・。
荒川がホームグラウンドな自転車乗りにはお馴染みの風景がいくつかあります。
今回はその中から岩淵水門を描いてみましょう。
岩淵水門は二つあります。大正時代末期(1924年)に作られた歴史ある「赤水門」と、1982年に完成した新しい「青水門」。
場所は荒川と隅田川が分岐する北区志茂。
河口に向かって荒川を下ると、必ず通過する場所ですね。
現在稼働しているのは青水門の方ですが、赤水門は取り壊しの危機を乗り越え、東京都選定歴史的建造物に指定されています。
近くの河川敷では多くの人がバーベキューしており、この赤水門の近辺では釣り糸を垂れる方も多い。
ちょっと東京都は思えないようなのどかさ。
対岸には川口市の高層マンション。
自然の風景には原色って意外に少ないんですが、鮮やかな赤と瑞々しい初夏のグリーンが印象的なんですね。
補色関係にある赤と緑ですが、風景の中で違和感なく混在している不思議。
手前の樹木にかなりアレンジを加えましたが、木々越しに見る赤水門。
この空気を何とか絵にしてみようと描いてみました。
「初夏の岩淵水門 北区志茂」

サイズ P10号(530mm×410mm)
制作日 2013年5月