2013年05月18日

色鉛筆。印象的な木を描いてみる。


かねてからご案内しておりましたが、来る5月21日からグループ展に参加します。

場所は茅場町レクトヴァーソギャラリー。

そこに出展するための最後の一枚を描いておりました。

前回掲載した絵はクライアントさん絡みのメジャーな風景。

今回の絵もある意味とってもメジャーな場所を描いております。


場所は台東区は谷中。谷根千なんていわれて最近はすっかりメジャーになりました。

ロケハンで訪れた時もGW中でものすごい人出。夕焼けだんだんにも以前は沢山猫がいたのに、新しい建物が建ったり大勢の観光客でサービス精神旺盛なのが2匹いただけ。

この最後の一枚を描くためのネタ探しでもあったわけですが、あまりに人が多すぎて描く気にならない。

基本的に私の風景画はあまり人を描きません。

人を入れると、何だか妙に絵が生々しくなり、具体化しちゃいます。

そうすると見ている側の想像範囲が狭くなるというか、何となく絵に入りづらい気がしてしまうから。

だからよほど印象的でないと人を入れたくないんですね。

そんなわけでフラフラあるいて三浦坂方面へ。

この坂には途中に「ねんねこ家」さんという猫店員が常駐している雑貨屋さんがあります。

ここもものすごい人だったのですが、覗いてみると雑貨はやめて今は喫茶店とのこと。

ここの名物猫にも会いたかったけど、入れるまで時間がかかりそうなので断念。

三浦坂を上がって行くにつれ、徐々に人が少なくなり目の前には有名なヒマラヤスギ!

「みかどパン」というレトロなパン屋さん(お菓子屋さん?)の前にあるのですが、これがまたちょうど三叉路の真ん中。

グループ展出展用作品の最後を飾るにふさわしいなと感じ、すぐに撮影。

やっぱり観光客が何人かひっきりなしに通るので、人の途切れる合間を狙うも難しい・・・。

カメラで撮影している人もいてなかなか動かないし(おまえもだよ・・・)。

まぁ、そんな中、それでも数枚は何とか撮影し、周りの雰囲気を味わいます。


早速描き始めたはいいけれど、立派な老木。

枝の張り方を綿密に描写していくといつまでたっても木にならない。

で、思い切って自分のイメージなりにかなり自由に描くことに。

サイズは今回の上限サイズB2なので、これまた画面もでかい。

それでも今回はチマチマ描くのではなく、枝の勢いを消さないようにある程度正確さには目をつぶってダイナミックに描きました。

現地をご存じの方はもしかすると、「あれ?こんなんだっけ?」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは絵。

私の感じたヒマラヤスギということでご容赦いただきたいと思います。

あ、決してGoogle Streetなんかで見比べないでね(笑)。


「ヒマラヤ杉 台東区谷中」
20130518.jpg

今回のグループ展は額装ではなくパネル張りのみですので、原画をダイレクトに見ることができます。
ご用とお急ぎでない方、お近くにお立ち寄りの際は是非ご覧ください。

レクトヴァーソギャラリー Graphic Art exhibition 2013 響感グラフィックの表現者3
2013gae.jpg

posted by Ryota at 08:48| Comment(4) | TrackBack(0) | 色鉛筆画/イラスト

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